シューベルト：3つの小品

シューベルト：3つのピアノ小品（即興曲） D 946（Op. post）
Schubert,Franz：3 Piano Pieces (Impromptus) op. post. D 946

■仕様
・編成：ピアノ・ソロ
・校訂：Paul Mies / パウル・ミース
・運指：Walther Lampe / ヴァルター・ランペ
・装丁：ソフトカバー（原典版）
・ページ数：28ページ（II+26）
・サイズ：23.5 × 31.0 cm
・重量：136 g

■特徴
・1828年に作曲された3曲の即興曲風作品
・同時期に出版された《即興曲集》《楽興の時》の延長線上に位置づけられる
・作曲者の死後40年を経てブラームスにより初出版
・構成・技巧ともに円熟期の傑作で、ピアニストに根強い人気
・原典に忠実なHenle版で、明瞭な譜面と信頼性の高い校訂内容

■収録曲
・Allegro assai e flat minor D 946,1
・Allegretto E flat major D 946,2
・Allegro C major D 946,3

■解説
晩年のシューベルトが1828年5月に書き上げたこの3曲は、《即興曲》や《楽興の時》と並ぶピアノ作品の傑作ですが、生前には出版されることなく、1868年にブラームスの手によってようやく世に出ました。旋律の美しさ、構成の緻密さ、そして豊かな情感は、作曲家の円熟を感じさせます。現在では演奏会のレパートリーとして定着しつつあり、Henle版による校訂はその魅力を存分に引き出しています。