ドビュッシー：6つの古代碑銘

ドビュッシー：6つの古代碑銘
Debussy,Claude: Six Epigraphes antiques

■仕様
・編成：ピアノ・ソロ
・校訂：Ernst-Günter Heinemann / エルンスト＝ギュンター・ハイネマン
・運指：Hans-Martin Theopold / ハンス＝マルティン・テオポルト
・解説：François Lesure / フランソワ・ルジュール
・装丁：ソフトカバー（原典版）
・ページ数：30（V+25）
・サイズ：23.5 × 31.0 cm
・重量：140 g

■特徴
・四手連弾版から編曲されたピアノ独奏版
・官能的で幻想的な響きの名曲集
・原作はLouÿsによる詩の朗読用劇付随音楽

■解説
《6つの古代碑銘》は、もともとドビュッシーが1900年前後に作曲した舞台音楽《ビリティスの歌》の素材をもとに再構成された作品である。1914年、彼はその中から6曲を選び、ピアノ四手連弾用（HN 408）およびピアノ独奏用（本版）として新たに編曲した。この曲集は、詩人ピエール・ルイスの官能的かつ古典的な詩を背景に、静謐で幻想的な響きをもつ。各曲は短くとも印象的で、ドビュッシー特有の音響世界を味わうことができる。ピアニストにとって詩的な表現力と繊細なタッチが求められる名品である。

■収録曲
・夏の風の神パンを呼び起こすために（Pour invoquer Pan, dieu du vent d’été）
・名もなき墓のために（Pour un tombeau sans nom）
・夜が恵み深くあるために（Pour que la nuit soit propice）
・小さなシンバルを持つ踊り子のために（Pour la danseuse aux crotales）
・エジプト女のために（Pour l’Egyptienne）
・朝の雨に感謝するために（Pour remercier la pluie au matin）