シューベルト：ヴァイオリンとピアノの二重奏曲集

シューベルト：ピアノとヴァイオリンのための二重奏曲集
Schubert: Duos for Piano and Violin

■仕様
・編成：ヴァイオリンとピアノ
・校訂：Ernst Herttrich / エルンスト・ヘルトリヒ
・運指：Hans-Martin Theopold / ハンス＝マルティン・テオポルト
・運指：Max Rostal / マックス・ロスタル
・装丁：ソフトカバー（原典版）
・ページ数：155ページ（V+86+32+32）
・サイズ：23.5 × 31.0 cm
・重量：619 g

■特徴
・三大ヴァイオリン作品収録
・記譜あり／なし譜を同梱
・晩年の幻想曲を含む一冊

■解説
シューベルトが残したヴァイオリンとピアノのための三大二重奏曲は、彼の室内楽作品の中でも特に高く評価されています。1817年作曲の《ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D574》では、初期のソナチネに比べてより高度な対話的書法が見られます。1826年の《ロンド ロ短調 D895》では、技巧性と情熱に満ちた筆致が展開され、当時の評論家たちから「和声の大冒険者」「燃え立つ幻想」と称されました。さらに1827年の《幻想曲 ハ長調 D934》では、自作歌曲《Sei mir gegrüsst D741》の主題を変奏曲として取り入れながら、緻密で詩的な構成美を見せています。

■収録曲
・ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D574（Op. post. 162）
・ロンド ロ短調 D895（Op. 70）
・幻想曲 ハ長調 D934（Op. post. 159）