ショパン：ポロネーズ集

ショパン：ポロネーズ集
Chopin, Frédéric / Polonaises

■仕様
・編成：ピアノ・ソロ
・校訂：Ewald Zimmermann / エーヴァルト・ツィマーマン
・運指：Hans-Martin Theopold / ハンス＝マルティン・テオポルト
・装丁：ハードカバー（原典版）
・ページ数：154ページ（VI+148）
・サイズ：23.5 × 31.0 cm
・重量：837 g
・校訂報告：詳細な批判校訂報告（無料ダウンロード提供）

■特徴
・少年期から晩年までの全ポロネーズを収録した決定版
・祖国ポーランドへの想いが込められた様式美と力強さを兼ね備えた作品群
・少年時代に書かれた未出版作品（KK番号）から、晩年の傑作《幻想ポロネーズ》Op.61まで網羅
・華麗な技巧と詩情が融合した、ショパンの芸術性を体現する重要作品群
・詳細な校訂報告付き（印刷版には未収録、Henleウェブサイトからダウンロード可）

■収録曲
・Polonaise in C sharp minor Op.26-1
・Polonaise in E flat minor Op.26-2
・Polonaise in A major “Militaire” Op.40-1
・Polonaise in C minor Op.40-2
・Polonaise in F sharp minor Op.44
・Polonaise in A flat major Op.53
・Polonaise-Fantaisie in A flat major Op.61
・Polonaise in D minor Op.71-1
・Polonaise in B flat major Op.71-2
・Polonaise in F minor Op.71-3（Version 1: autograph / Version 2: Fontana）
・Polonaise in G minor KK IIa:1
・Polonaise in B flat major KK IVa:1
・Polonaise in A flat major KK IVa:2
・Polonaise in G sharp minor KK IVa:3
・Polonaise in B flat minor KK IVa:5
・Polonaise in G flat major KK IVa:8

■解説
ポロネーズ様式は16世紀後半に成立し、Chopinにとっては祖国ポーランドの象徴的なジャンルであった。7歳で作曲・出版した最初の作品もポロネーズであり、生涯にわたりこの形式に深い関心を持ち続けた。若き日のワルシャワ時代に書かれた作品から、英雄的で壮麗な後期の代表作《Polonaise-Fantaisie》Op.61に至るまで、Chopinの音楽的成長と精神性が詰まった重要な作品集である。