作曲者名
Ravel,Maurice / ラヴェル
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ラヴェル：ラ・ヴァルス
Ravel,Maurice：La Valse
■仕様
・校訂：Jost,Peter / ペーター・ヨスト
・運指：Giltburg,Boris / ボリス・ギルトブルグ
・装丁：ソフトカバー（原典版）
・ページ数：VIII+31
・サイズ：23.5×31.0cm
・重量：194g
・言語：ドイツ語、英語
・備考：二台ピアノ版も刊行（別売）
■特徴
・ウィンナ・ワルツの頂点を描いた「舞踏詩」
・ソロ版と二台ピアノ版をラヴェル自身が並行して作曲
・オーケストラ版に劣らない独立したピアノ版として出版
・全ての真正資料に基づく初の原典版
■解説
ラヴェルはヨハン・シュトラウスを讃えて1906年にワルツ作品の構想を抱いたが、第一次世界大戦や他の創作活動により実現が遅れた。1919年のバレエ委嘱を機に構想を再開し、完成したのが《ラ・ヴァルス》である。作曲者自身が「ウィンナ・ワルツの一種の頂点」と表現した本作は、初演当初こそ評価は分かれたものの、今日ではクラシック音楽の人気作品のひとつとなっている。
独自の経緯として、ラヴェルはオーケストラ版と並行して、ソロピアノ版と二台ピアノ版を制作した。これらは単なるピアノ編曲ではなく、作曲者による独立した作品であり、オーケストラ版では味わえない構造や線の明晰さが際立つ。今回の原典版は全ての真正資料を基に準備され、ラヴェルの意図を忠実に反映した決定版となっている。
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