バイオリン（ヴァイオリン）／タルティーニ：弓技法 Larte dellarco

タルティーニ：弓技法 Larte dellarco
（ヴァイオリン独奏と通奏低音 ad libitum）
Tartini,Giuseppe:Larte dellarco for Violin solo and Basso continuo ad libitum

■仕様
・編成：ヴァイオリンソロ（通奏低音 ad libitum）
・校訂：Cossu,Matteo / マッテオ・コッス
・解説：Cossu,Matteo / マッテオ・コッス
・装丁：中綴じ（原典版・演奏用スコア）
・ページ数：XVI+33
・サイズ：31.0 × 24.3 cm
・重量：242 g
・印刷情報：第1版（2025年）
・言語：イタリア語、英語、ドイツ語

■特徴
・コレッリの主題による変奏曲集
・現存する全変奏を1冊に収録
・バロック時代の弓法研究に不可欠な資料
・タルティーニ作品全集に基づく信頼性の高い原典版

■解説
《Larte dellarco（弓技法）》は、18世紀を代表するヴァイオリニストであり理論家でもあったジュゼッペ・タルティーニによる、ヴァイオリン奏法研究の集大成ともいえる作品です。アルカンジェロ・コレッリのガヴォット（ヴァイオリン・ソナタ op.5-10）を主題とし、独奏ヴァイオリンのための多彩な変奏によって、当時最先端であった弓法と技巧が体系的に提示されています。
本版は「ジュゼッペ・タルティーニ作品全集（Edizione nazionale）」に基づく原典版で、伝承されている40の変奏に加え、1748年のボワヴァン版に由来する17の変奏、さらに1788年ナポリ刊マレスカルキ版にのみ残る12の変奏も付録として収録しています。高度な奏法を扱うため上級者向けではありますが、バロック奏法の理解と習得において欠かすことのできない決定的資料です。

■収録内容
・Larte dellarco（主部）
・Appendix I：17 Pinelli variations
・Appendix II：12 Marescalchi variations
・Critical Report