イタリア・バロック時代のヴァイオリン音楽 第1巻

イタリア・バロック時代のヴァイオリン音楽 第1巻
Italian Violin Music of the Baroque Era, Volume I

■作曲者名
Corelli,Arcangelo / コレッリ
Geminiani,Francesco / ジェミニアーニ
Locatelli,Pietro / ロカテッリ
Tartini,Giuseppe / タルティーニ
Torelli,Giuseppe / トレッリ
Veracini,Antonio / ヴェラチーニ

■仕様
・編成：ヴァイオリンとピアノ
・校訂：Paul Brainard / ポール・ブレイナード
・通奏低音実施：Siegfried Petrenz / ジークフリート・ペトレンツ
・運指・ボウイング：Karl Röhrig / カール・レールリヒ
・装丁：ソフトカバー
・ページ数：220ページ（V+87+48+48+32）
・サイズ：23.5 × 31.0 cm
・重量：851 g

■特徴
・17世紀初頭から18世紀後半にかけてのイタリア・バロック時代の名作を精選
・初期のローマ（コレッリ）、ボローニャ（トレッリ）、フィレンツェ（ヴェラチーニ）に加え、晩期バロックの巨匠たち（ジェミニアーニ、タルティーニ、ロカテッリ）の作品を収録
・原典資料に基づいた校訂、解説には演奏法と通奏低音実施法に関する注釈つき
・指使い付きと指使いなしのパート譜を収録

■収録曲（一部抜粋）
・Corelli：Violin Sonata D major op. 5,1
・Geminiani：Violin Sonata B flat major op. 1,5／C major op. 4,3
・Locatelli：Violin Sonata c minor op. 6,5／d minor op. 6,12
・Tartini：Sinfonia C major（初版）／Violin Sonata d minor（初版）
・Torelli：Violin Concertino D major op. 4,11／d minor op. 4,2
・Veracini：Violin Sonata c minor op. 2,8／B flat major op. 3,6

■解説
本巻は、バロック期イタリアにおけるヴァイオリン独奏音楽の発展を俯瞰する意欲的な作品集です。ローマのコレッリやフィレンツェのヴェラチーニらによる初期のソナタから、タルティーニやロカテッリといった後期バロックの大家による技巧的で表現力豊かな作品に至るまで、バロック・ヴァイオリン芸術の粋が詰まった内容となっています。各作品は原典資料に基づき丁寧に校訂されており、付属の解説では演奏法や通奏低音の扱いに関する有益な情報も得られます。上級者はもちろん、バロック音楽に関心のある中級者にもおすすめの1冊です。