ボスマンス：チェロとピアノのためのソナタ

ボスマンス：チェロとピアノのためのソナタ
Bosmans,Henriëtte：Violoncello Sonata

■仕様
・校訂：Pernpeintner,Andreas / アンドレアス・ペルンパイントナー
・解説：Metzelaar,Helen H. / ヘレン・H・メッツェラー
・運指・ボウイング（チェロ）：Gromes,Raphaela / ラファエラ・グロメス
・運指（ピアノ）：Riem,Julian / ユリアン・リーム
・装丁：ソフトカバー（原典版）
・ページ数：VI+37+9（計52）
・サイズ：23.5×31.0cm
・重量：265g
・言語：ドイツ語、英語
・備考：指使い・ボウイング付きと原典版チェロパート両方を収録

■特徴
・1919年に作曲された、知られざる傑作チェロソナタ
・初版の誤りを初めて修正した原典版
・グロメスとリームによる実用的な指使いを収録
・ボスマンス研究家メッツェラーによる詳細な序文付き

■解説
オランダの作曲家でありピアニストのアンリエッテ・ボスマンス（1895–1952）は、若き日に《チェロとピアノのためのソナタ》（1919）を作曲した。ソリストのマリクス・レーヴェンソーンに触発され、チェロの歌うような特性を最大限に生かした作品で、後期ロマン派的な豊かな情熱と旋律美に満ちている。作曲家自身は後にユダヤ人としての迫害を受け演奏活動を禁じられるという厳しい運命に直面したが、このソナタは彼女の才能と音楽的エネルギーを物語る重要な証となっている。本版は初版の数多くの誤植や不備を是正し、ラファエラ・グロメスとユリアン・リームによる演奏実践的な指使いを付した決定版。さらに、ボスマンス研究の第一人者ヘレン・H・メッツェラーによる序文が、作曲家の生涯と作品背景を豊かに伝えている。