バッハ：フーガの技法 BWV 1080

バッハ：フーガの技法 BWV1080
Bach,Johann Sebastian：The Art of Fugue BWV1080

■仕様
・編成：ピアノ・ソロ
・校訂：Davitt Moroney / ダヴィット・モロニー
・装丁：ソフトカバー（原典版）
・ページ数：159ページ（XV+144）
・サイズ：17.0 × 24.0 cm
・重量：323 g

■特徴
・作曲者の死により未完となった最終フーガに、モロニーが補筆した30小節を収録
・楽器指定がない原典資料に基づき、鍵盤楽器演奏用に整備
・厳格な対位法によるフーガとカノンからなるバッハ晩年の集大成
・演奏と研究の両面に適したスタディ・スコア版

■収録曲
・Contrapunctus I–XIV BWV1080
・Canons in Hypodiapason, alla Decima, alla Duodecima, in Hypodiatessaron BWV1080
・Appendix: Contrapunctus XIII（2台チェンバロ版）

■解説
《フーガの技法》は、バッハ晩年の集大成ともいえる対位法作品であり、主題の多様な展開を通じて音楽構造の可能性を探究しています。最終フーガは「B-A-C-H」の音型が現れた直後に中断されており、息子C.P.E.バッハの記述によれば、バッハの死により未完のまま終わったとされています。本版では、モロニーが補筆した終結部を収録。楽器指定がないスコア形式ながらも、鍵盤楽器での演奏に適しており、今日ではピアノやチェンバロでの演奏が主流です。演奏者、研究者の双方にとって価値の高い原典版です。