ファリャ：スペインの庭の夜

ファリャ：スペインの庭の夜（ピアノとオーケストラのための）
Falla: Nights in the Gardens of Spain for Piano and Orchestra

■仕様
・編成：2台ピアノ4手（ピアノリダクション）
・校訂：Ullrich Scheideler / ウルリッヒ・シャイデラー
・ピアノリダクション：Johannes Umbreit / ヨハネス・ウンブライト
・運指：Yuja Wang / ユジャ・ワン
・装丁：ソフトカバー（原典版）
・ページ数：68（IX+59）
・サイズ：23.5 × 31.0 cm
・重量：285 g

■特徴
・スペイン民謡の響きとフランス印象主義の影響が融合した代表作
・1909年のピアノ独奏曲「夜想曲」を拡大・発展させた三部構成
・リカルド・ビニェスとイサーク・アルベニスの助言により編曲決定
・ユジャ・ワンによるソロパートの実用的な運指付き
・ブライコプフ＆ヘルテル版のオーケストラ素材に対応

■解説
スペインの作曲家マヌエル・デ・ファリャは、1907～1914年のパリ滞在で大きな転機を迎えました。フランス印象派音楽との出会いが、彼の作品世界に深い影響を与え、もともとのスペイン民謡的な要素と結びつき、新たな作風を生み出しました。《スペインの庭の夜》は、当初1909年のピアノ独奏曲「夜想曲」として構想されましたが、ピアニストのビニェス、作曲家アルベニスの助言により、ピアノとオーケストラのための三部作へと発展。1915年に完成し、現在では彼の代表作のひとつとして親しまれています。本版はユジャ・ワンの運指を加え、演奏実践にも最適化された原典版です。