シュトラウス：8つの歌 op. 10（低声用）

R.シュトラウス：8つの詩 Op.10（低声用）
Strauss,Richard：Eight Poems Op.10 (Low Voice)

■仕様
・編成：声楽（低声）とピアノ
・校訂：Annette Oppermann / アネッテ・オッパーマン
・装丁：ソフトカバー（原典版）
・ページ数：47（IX+38）
・サイズ：21.0 × 29.7 cm
・重量：179 g

■特徴
・同一詩人による全8曲を収録した最初の歌曲集
・「献呈」「夜」「万霊節」など人気曲を含む
・原典に基づく低声用移調版を収録

■解説
1885年に作曲された《8つの詩》Op.10は、リヒャルト・シュトラウスにとって特別な意味を持つ歌曲集です。当時はあまり知られていなかった詩人ヘルマン・フォン・ギルムの詩を用い、シュトラウスは初めて一人の詩人による詩をまとまった作品として構成・出版しました。
「献呈」「夜」「万霊節」など、今日でも頻繁に演奏される名歌曲を含み、構成美にも優れたこの作品は、若き作曲家がシューベルトからヴォルフに至るリートの伝統に自覚的に連なる姿勢を示しています。
本原典版は1887年の初版（高声用）を基に、作曲者自身が生前に認めた低声用の移調版をもとに編集されており、すべての声種で演奏可能な形で提供されています。

■収録曲
・Zueignung（献呈） Op.10-1
・Nichts（無） Op.10-2
・Die Nacht（夜） Op.10-3
・Die Georgine（ダリア） Op.10-4
・Geduld（忍耐） Op.10-5
・Die Verschwiegenen（沈黙の人） Op.10-6
・Die Zeitlose（タイムレス） Op.10-7
・Allerseelen（万霊節） Op.10-8
・付録：Wer hat’s getan?（誰のせい？）