クーセヴィツキー：コントラバス協奏曲 op. 3

クーセヴィツキー：コントラバス協奏曲 Op.3
Koussevitzky,Serge：Double Bass Concerto Op.3

■仕様
・編成：コントラバスとピアノ（ピアノリダクション）
・校訂・運指：Tobias Glöckler / トビアス・グレックラー
・ピアノリダクション：Christoph Sobanski / クリストフ・ソバンスキ
・装丁：ソフトカバー（原典版）
・ページ数：88（VIII+58+11+11）
・サイズ：23.5 × 31.0 cm
・重量：390 g
※独奏調弦・オーケストラ調弦の両方に対応／弦楽パートは有標・無標の両版を収録／オーケストラ素材はFriedrich Hofmeister Musikverlagより入手可能

■特徴
・ロマン派の旋律美と華麗な技巧を兼ね備えた名協奏曲
・複数資料および作曲者自身の録音に基づいた初の本格的原典版
・独奏調弦／オーケストラ調弦の双方に対応した実用的なピアノリダクション付き

■解説
1905年にモスクワで初演されたクーセヴィツキーの《コントラバス協奏曲 Op.3》は、ロマンティックな旋律と輝かしい技巧を見事に融合させた作品であり、今なおコントラバス奏者に最も親しまれている協奏曲のひとつです。作曲者自身が名手であったため、自らの演奏を想定して書かれたこの作品は、楽器の特性を最大限に生かした構成となっています。しかし、1906年と1910年に出版された初期のピアノリダクションには多くの誤りが含まれており、これまで正確な楽譜の決定稿が存在していませんでした。本原典版では、複数の写本資料や出版譜、そしてクーセヴィツキー本人の録音をもとに精査が行われ、信頼性の高い楽譜が提供されています。ピアノパートは独奏調弦用とオーケストラ調弦用の2種が用意されており、実演に即した構成となっています。