シューマン：ピアノ・ソナタ 第1番 嬰ヘ短調 op. 11

シューマン：ピアノ・ソナタ 嬰へ短調 Op.11
Schumann,Robert: Piano Sonata f sharp minor op.11

■仕様
・編成：ピアノ・ソロ
・校訂：Ernst Herttrich / エルンスト・ヘルトリヒ
・運指：Hans-Martin Theopold / ハンス＝マルティン・テオポルト
・装丁：ソフトカバー（原典版）
・ページ数：74（X+64）
・サイズ：23.5 × 31.0 cm
・重量：302 g

■特徴
・シューマン初期の代表的なピアノ・ソナタ作品
・第2楽章に歌曲《アンナへ》のモチーフを使用、その楽譜も巻末に付録として収録
・シューマンとクララ・ヴィークとの親密な交流が創作に影響を与えた作品
・Henleならではの明瞭な楽譜レイアウトと信頼性の高い校訂内容

■解説
1833年に作曲されたこのピアノ・ソナタは、シューマンが本格的なソナタ形式に挑んだ初期の試みとして重要な位置を占めます。作品には、当時13歳だったクララ・ヴィークとの親密な関係が色濃く反映されており、相互の作品に共通するモチーフも見られます。第2楽章には、歌曲《アンナへ》の旋律がほぼそのまま引用されており、本版ではその歌曲も巻末に補遺として掲載。詩的かつ情熱的な音楽が特徴で、作曲家の内面とロマン主義精神が色濃く表れたソナタです。

■収録内容
・ピアノ・ソナタ 嬰へ短調 Op.11
　- 第1楽章：Introduzione – Allegro vivace
　- 第2楽章：Aria
　- 第3楽章：Scherzo e Intermezzo
　- 第4楽章：Finale
・付録：歌曲《アンナへ》より旋律（第2楽章の原型）